近隣のベランダに火炎瓶投げ込む、４８歳男を逮捕、手当たり次第に襲撃

火炎瓶を投げ込み、住人らを殺害しようとしたとして、大阪府警は、大阪市平野区の無職の男（４８）について殺人未遂や現住建造物等放火未遂などの容疑で逮捕状を取った。近く逮捕する。捜査関係者への取材でわかった。

　
男は付近の複数の住宅にコンクリートブロックを投げつけたなどとして建造物損壊容疑で逮捕、起訴されている。いずれの住人とも面識はなかったとみられ、府警は、手当たり次第に襲撃を繰り返したとみて経緯を調べる。

男は付近の複数の住宅にコンクリートブロックを投げつけたなどとして建造物損壊容疑で逮捕、起訴されている。いずれの住人とも面識はなかったとみられ、府警は、手当たり次第に襲撃を繰り返したとみて経緯を調べる。

捜査関係者によると、男は昨年７月７日午前３時４０分頃、自宅近くのマンション２階の男性（２１）方のベランダに火をつけたガソリン入りの火炎瓶を投げ込み、カーテンや網戸を燃やして、男性らを殺害しようとした疑いが持たれている。男性は窓を開けて寝ており、煙に気づいて消火剤で消し止めた。一緒に知人もいたが、２人にけがはなかった。２人は男と面識はないと話している。

近隣では、昨年８月１１日夕から１２日未明にかけて、住宅のシャッターや玄関扉が壊される事件が計３件相次いだ。府警は防犯カメラ映像などから男がブロックを投げハンマーでたたくなどしたと特定し、同１３日に建造物損壊容疑などで逮捕。大阪地検が昨年９月から男の鑑定留置を実施し、刑事責任を問えると判断して今年１月に同罪などで起訴していた。

建造物損壊事件について、男は容疑を否認している。