「PLUTO」は、「鉄腕アトム」のエピソードのひとつ「地上最大のロボット」(1964年)を、浦沢が独自の視点と解釈でリメイクした作品。「MASTER キートン」など数々の代表作でタッグを組んだ長崎尚志をプロデューサーに迎え、2003年から2009年まで「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で連載された。人間とロボットが共生する近未来を舞台にした上質なサスペンスドラマは国内外から支持を集め、手塚治虫文化賞マンガ大賞をはじめ、数々の賞を受賞している。
アニメの制作決定PVには、物語の主人公となるロボット捜査官・ゲジヒトと、彼が追うある事件に関わるアトムとウランも登場。ゲジヒトの声は『007』シリーズなどでダニエル・クレイグの吹き替えを務める藤真秀、アトムの声は「けいおん!」(秋山澪役)などの日笠陽子、ウランの声は「マクロスΔ(デルタ)」(フレイア・ヴィオン役)などの鈴木みのりが担当する。
ロボット同士のバトルを描きながら、戦争に対する手塚治虫の批判精神が込められた傑作としても知られる「地上最大のロボット」。「PLUTO」のアニメ化にあたり、原作者の浦沢は「今こそ手塚治虫さんのメッセージが世界中に届きますように」とコメント。原作プロデュースを手掛けた長崎も「『PLUTO』はその手塚哲学を受け継ぎ、ただ反戦を訴えるのではなく、そこには痛みがともなうこと……それでも平和しかないということを世に問いたい作品なのだ」と物語に込められた思いを訴える。
アニメ化にあたり、制作プロデュースをジェンコが、アニメーション制作をスタジオM2が担当。エグゼクティブプロデューサーには、真木太郎と丸山正雄が名を連ね、『この世界の片隅に』の企画・プロデューサー陣が再集結する。また、手塚治虫の息子でヴィジュアリストの手塚眞は監修を務めており「これは新しい浦沢アニメであると同時に、新しい手塚アニメでもある。アニメの進化形をどのように見せてくれるか、とても楽しみだ」と期待を寄せている。
そして、東京ビッグサイトで開催される「AnimeJapan 2023」(3月25日~26日)に、浦沢が本作で初参加することが決定。手塚、日笠、鈴木らと共に、25日に実施される「ネトフリアニメ スペシャルステージ」に登壇する。浦沢、長崎、手塚のコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
Netflix シリーズ「PLUTO」2023年独占配信
浦沢直樹
60年前の発表以来、その言いようのない切なさに私の心が揺さぶられたように、多くの人の「心の漫画」となった「鉄腕アトム」の挿話「地上最大のロボット」。
この作品のリメイクがいかに難事業かを身をもって知る私は、今回のアニメ化に挑むスタッフの皆さんの勇気に心から拍手を送るとともに、新たな「心の作品」の誕生に心躍っています。
今こそ手塚治虫さんのメッセージが世界中に届きますように。
長崎尚志
60年前、「PLUTO」の原作「地上最大のロボット」が誕生した。
最強の戦闘能力を持つロボット達が競う物語だったが、これまでのアトムにはこの手の対戦形式の作品はなく、当時の少年達は熱狂した。アトムファンというより「地上最大のロボット」ファンの誕生だ。その渦中にいた私は、この作品が単に誰が強いかを描いた作品ではなく、もっと深い何かを伝えたいのではないか、と感じていた。そして「PLUTO」に挑んだ時、答えが出た。手塚治虫は預言者だったのだ。現代、我々が直面している戦争とは、東西の文化や考え方の違いを理解し、尊重しなかった結果である。
「PLUTO」はその手塚哲学を受け継ぎ、ただ反戦を訴えるのではなく、そこには痛みがともなうこと……それでも平和しかないということを世に問いたい作品なのだ。
手塚眞
ついに、やっと、「PLUTO」がアニメになる。いつかこれは映像にされるべきだと思っていた。何度も企画が立ち上がりまた消えていったのは、その内容の難易度の故だ。確かにハードルが高い。しかしだからこそ挑戦のしがいがある本物中の「本物」だ。そしてこれは新しい浦沢アニメであると同時に、新しい手塚アニメでもある。
アニメの進化形をどのように見せてくれるか、とても楽しみだ。
https://www.cinematoday.jp/news/N0135170
【動画】アトムが登場!アニメ「PLUTO」制作決定PV
https://youtu.be/awr8KNu0KUw
引用元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1676427730/
浦沢はいつも綺麗に畳んでる方じゃないの
俺も下手に1巻買ってしまって
その後のクソ展開にメチャクチャガッカリした
ああいうのは上手いんだよな、横道というか、それぞれのロボットに
背景だとか人情ストーリーとかを付けて読者を感情的に引き込む形にする
ゲームの「Detroit(Become Human)」に出てくる爺さんと主人公のくだりなんかは
このマンガを少し参考にしたんじゃなかろうか?
動かしやすいネタだしエピソードも面白いよ
最初のストーリーしか覚えていないわ、ラストはどうなったの?
何だかんだでほぼ原典通り。
自分は原作を全く知らないから、普通に「改変してもいいからちゃんとした作品に仕上げようや」
って思ったな、あれじゃせっかく途中までいろいろと盛り上げたのが台無し
完全に同意。
大規模な改変になるけれど、ゲジヒトが主役という設定を最後まで活かして欲しかった。
最後までこのクオリティなら見れる
プルートゥ途中まではかなり面白かった覚えがある